新潟の西方に位置する
日本海に浮かぶ島「佐渡」
約300万年前から続く地殻変動や海底火山の影響により本土との間に海峡が生まれ、その海峡を本州沿岸から流れる対馬暖流が流れています。
対馬暖流が運んでくる栄養豊富な海流により海の中では多様な生物が生息しています。
植物境界線の北緯38度に位置しているため、南北両系約1700種の植物が未だに生息していると言われています。
海産物の豊富さや、農作物、果物の味の濃さなどはそのような恵まれた自然環境が大切に守られてきたからなのだと思います。
四季折々の自然の恵みと
くらしを豊かにする知恵
そして、佐渡を語る上で最も魅力的なことは四季折々の自然の恵みから生活を豊かにする知恵がまだまだ息づいていること。
ほぼ自給自足の文化が受け継がれていることだと思うのです。
佐渡は「日本の縮図」と言われていますが、恵まれた自然環境と人の知恵や丁寧な手しごとなど古き良き文化に親しむことのできる貴重な島なのです。